よりよい白血病治療のために
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大野 竜三 先生(愛知県がんセンター 名誉総長)

Society of Hematological Malignancies (SOHO)への若手臨床研究者派遣

今年で第4回になるSOHOannual meetingが英国のDr. Anthony H. Goldstone会長のもと201697日から4日間にわたりHoustonWestin Galleria Hotelで開催されました。私は本学会のSteering Committeeメンバーとして、第1回から参加しています。

本学会は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など全ての血液腫瘍の臨床を中心に開かれており、4日間の会期中に血液腫瘍学の臨床関連の最先端を全て学ぶことができます。ASHは余りにも巨大化し、極く限られた領域の演題しか聞くことはできませんが、その点、Meet Experts Sessionsや早朝のBreakfast Sessions以外は、一つの会場で、           世界の一流研究者により、最先端の血液腫瘍学が講演される本学会は、臨床血液内科医にとっては、たいへん勉強になる学会です。

本学会の目的に一つに、血液腫瘍分野における若手臨床研究者をグローバル規模で育成することがあり、日本からは、第1回目は1名、第2回は2名、昨年は4名、今年は2名の若手血液腫瘍医を旅費、宿泊費ならびに演題を提出すれば学会登録費も無料という好条件で招待してくれています。

昨年より招待者が減ったのは、一昨年に招待された名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学の渡邊慶介先生の演題が口演に採用され、優秀ポスター賞にも選ばれて副賞500ドルをいただくということがあり、日本からの優秀な演題が期待されたため、昨年は4名が招待されたのでした。しかしながら、昨年は、一昨年のような優秀演題がなかったために、2名に減らされたのではないかと想像しています。

例年、推薦枠が決まってから締め切りまでに僅か10日ほどしかなく、広くJALSG参加施設に呼びかけることができないのは残念ですが、来年もおそらく2名前後は招待されるであろうと予想しています。昨年と今年の参加者の報告書を読み、来年はぜひ参加し、グローバルな観点から見たわが国の臨床研究のあり方や今後の方向を考える機会を体験してみたいと思われる若手臨床研究者がおられましたら、私のところまで自薦メールしてください ohnoryu-acc@umin.net

SOHO-2016

左から大野、Dr Hagop Kantarjian (MDACC Leukemia Department Chair)、原田、足立各先生

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