萩原 真紀 先生(横浜市立大学付属病院 血液・免疫・感染症内科)
ASH2016ポスター報告 横浜市立大学付属病院 血液・免疫・感染症内科 萩原 真紀
ASH2016報告
今回San Diegoで開催されたASHに参加させていただきました。
San Diegoは、思っていたよりも1日の寒暖差が激しく、早朝のセッションでは肌寒く感じることも多かったですが、日中はあたたかな日差しに照らされた海辺のキラキラした景色を眺めるのがとても気持ちよかったです。私自身ASHへの参加は2回目でしたが、前回とかわらず、会場の広さ、参加者の多さに圧倒され、会場にたどり着くのもー苦労、という状態でした。
私はJALSG AML201のデータを解析させていただき、「急性骨髄性白血病 (AML)において寛解導入療法後Day15の骨髄芽球の残存は長期予後に関連する」 という演題でポスター発表をさせていただきました。
AMLの寛解導入療法において、治療開始早期の骨髄中芽球の割合が寛解率のみならず、長期予後にも影響するという報告が散見されていることから、AML201study に登録された症例での後方視的解析を施行しました。この結果、寛解導入療法後早期の骨髄評価として、Day15の骨髄中芽球5%未満は短期的な寛解率のみならず、OS、RFSなどの長期予後とも関連がみられました。特に染色体リスクの中間群で予後との関連が強く認められ、blast5%以上の群では第一寛解期に同種移植を施行後も有意に予後不良という結果でした。
JALSG AML201で多数症例の解析を行わせていただくのは初めての経験で、貴重なデータを扱わせていただき、ASHでの発表の機会も得ることができ、JALSGの先生方並びに症例登録された先生方に大変感謝しております。
今後ともご指導ご鞭捲賜りたくお願い申し上げます。
今回San Diegoで開催されたASHに参加させていただきました。
San Diegoは、思っていたよりも1日の寒暖差が激しく、早朝のセッションでは肌寒く感じることも多かったですが、日中はあたたかな日差しに照らされた海辺のキラキラした景色を眺めるのがとても気持ちよかったです。私自身ASHへの参加は2回目でしたが、前回とかわらず、会場の広さ、参加者の多さに圧倒され、会場にたどり着くのもー苦労、という状態でした。
私はJALSG AML201のデータを解析させていただき、「急性骨髄性白血病 (AML)において寛解導入療法後Day15の骨髄芽球の残存は長期予後に関連する」 という演題でポスター発表をさせていただきました。
AMLの寛解導入療法において、治療開始早期の骨髄中芽球の割合が寛解率のみならず、長期予後にも影響するという報告が散見されていることから、AML201study に登録された症例での後方視的解析を施行しました。この結果、寛解導入療法後早期の骨髄評価として、Day15の骨髄中芽球5%未満は短期的な寛解率のみならず、OS、RFSなどの長期予後とも関連がみられました。特に染色体リスクの中間群で予後との関連が強く認められ、blast5%以上の群では第一寛解期に同種移植を施行後も有意に予後不良という結果でした。
JALSG AML201で多数症例の解析を行わせていただくのは初めての経験で、貴重なデータを扱わせていただき、ASHでの発表の機会も得ることができ、JALSGの先生方並びに症例登録された先生方に大変感謝しております。
今後ともご指導ご鞭捲賜りたくお願い申し上げます。
