急性白血病はこれまで他の固形癌に比べて若年者に多いと考えられていましたが、
最近は年代ごとにより高齢者に多く発生するようになっています
私たちがJALSG関連施設で調査した結果では1年間に約1000例の急性白血病が発生しており、
その発生年齢の中央値は70歳ぐらいで、65歳以上の症例が過半数を占めていることがわかりました
従って、現在では急性白血病の過半数が
高齢者白血病であり、この治療を確立して
いくことは大変重要と考えられます。
そこで私たちは高齢者急性骨髄性白血病を
対象とした臨床試験GML200を実施しました。
高齢者急性骨髄性白血病プロトコール GML200 概略図
各群の症例数、性別 (2000年4月~2005年8月まで)
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男性 |
女性 |
計 |
全症例 |
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216例 |
158例 |
374例 |
治療研究 |
A群 B群 |
77例 65例 |
46例 56例 |
123例 121例 |
調査研究群 |
C群 |
74例 |
56例 |
130例 |
GML200治療研究群の成績 (暫定中間解析結果)