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高羽 理光 先生(浜松医科大学 第三内科)

この度、JALSG Young Investigator ASH Travel Award 2019をいただき、2019年12月7日からオーランドにて開催された 61st ASH Annual Meeting & Expositionに参加させていただきました。

 私は現在大学院にて慢性骨髄性白血病(chronic myeloid leukemia, CML)に対するBCR-ABL1チロシンキナーゼ阻害剤(tyrosine kinase inhibitor, TKI)による心血管イベントについて基礎研究を行っております。そのため、CMLのセッションを中心に回らせていただきました。

 CMLのセッションではTKIの休薬について多くの演題がありました。TKIの休薬が上手くいくかどうかの予測因子や休薬後の経過報告が数多くされていました。中には休薬中に急性転化で増悪する症例の報告もあり、TKIにより深い奏功が得られており休薬にたどり着いたとしても引き続き注意深くフォローアップしていく必要があると感じました。またB型肝炎の再活性化に関する報告や妊娠とCMLについての報告もあり日常診療の参考になりました。私の研究テーマであるTKIと心血管イベントについての発表はあまり多くなく少し残念でした。しかし、全く同じ内容で研究を行っているグループから何か報告があったら・・という不安を常日頃より感じているせいか同時に少し安心もしました。

 「How to Get Published in a Peer Reviewed journal」ではBloodのEditor-in-ChiefでいらっしゃるBob Löwenberg先生の大変貴重なお話も聞くことができました。雑誌が欲している論文は読者が欲している論文であるというお言葉が非常に印象に残っております。その他、セクションごとに細かな注意点のアドバイスもいただきとても勉強になりました。最後に多くの聴衆から質問があり、自分も彼らに負けてられないなと感じました。研究の取り組みに対してよい刺激を受けました。

 学会全体を通しての印象ですが、女性の演者や参加者が非常に多かったと感じました。また参加者の多くはM.D.もしくはPh.D.の方で、日本に多くいらっしゃるM.D.とPh.D.を両方取得されている方はほとんどみられませんでした。日本と海外では制度に違いはあると思いますが、基礎と臨床の両社に触れているからこそできる研究が日本から発信できるのではないかと感じました。

8日の昼食会では、他のAward受賞者やJALSGの先生方とお会いすることができ、非常に有意義でした。今回このような機会をいただき得たものを今後の日常診療および基礎研究に生かしていきたいと思います。最後になりましたが、御世話になりましたJALSG事務局の皆様方や先生方に深く御礼申し上げます。
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