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寺崎 幸恵 先生(群馬大学医学部附属病院 血液内科)

この度は、JALSG Young Investigator ASH Travel Award 2018に採択いただきまして、誠にありがとうございました。血液内科医として働き始めて2年、日々、目の前の患者さんに起こる問題、疑問に四苦八苦しながら診療に追われる中、初めて国際学会への参加の機会をいただきました。世界を肌で感じ、非常に刺激的だった4日間を振り返ってみたいと思います。
 まず、参加された先輩方がみなさん話されることですが、学会の規模に圧倒されました。ただでさえ広大なメイン会場はもちろん、周囲のホテルでも常に興味深いセッションが行われているため、かなり動き回ります。一日目ですでに靴擦れができた私は、二日目以降はパンプスからスニーカーへ履き替えて向かいました。また、世界各国の血液内科医が一堂に会する景色は壮観で、ポスター会場ではビール片手に気さくながら熱いディスカッションが行われ、日本国内の学会とはかなり異なった雰囲気でした。
 セッションとしては教育講演を中心にまわりました。現在はどの疾患でも網羅的遺伝子解析が行われており、逆に造血器分野ではどのように今後は臨床応用されていくのか気になるところでした。ALLではAYA世代の治療方針やTKI導入によるPh-ALLの移植適応など幅広い話題をコンパクトに拝聴できました。また、リンパ腫で実際に自身が治験として使用した薬剤の成績などがオーラルセッションで発表されており、世界はどんどん先に進んでいることを実感致しました。ポスター会場では内容を読んでいると発表者の先生が気さくに声をかけて説明して下さいました。DLBCLのCNS再発予防に関して、発表者の先生と、たまたま通りかかった他の先生方と各国の診療方針を聞くこともできました。
 総じて感じたことは、世界はどんどん先に進んでいるという危機感でした。日常診療で疑問点について既報を調べることはありますが、答えの出ていないクリニカルクエスチョンに対して世界では様々な臨床試験が組まれ、新規薬剤も次々と生まれています。その情報をアップデートし、さらに自分もその臨床試験を行っていく一員として加わるには日々勉強が必要だと痛感しました。また、悔やむのは基礎知識のみならず、語学力が乏しかったことで、英語ももっと勉強したいと思いました。ただ、プレナリーセッションで報告された2回のCAR-Tを行ったALLの実例など、新しい知見も日常診療で患者さんと向き合った経験から生まれるものだということも感じました。不勉強で至らない点も多いですが、目の前の患者さん一人一人を丁寧に診療し、少しでも多くのことを学ばせていただくよう感覚を研ぎ澄ませていきたいと思います。
 最後になりますが、このような機会を提供してくださいましたJALSG事務局のみなさま、先生方にこの場をお借りして感謝申し上げます。今後とも一人でも多くの後輩の先生方がこのような素敵な機会に恵まれることを祈念しております。ありがとうございました。
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