よりよい白血病治療のために
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大野 竜三先生(愛知県がんセンター名誉総長)

The Society of Hematological Malignancies (SOHO)への若手臨床研究者派遣  

 今年で第5回となるSOHOのannual meetingがDr. Michel Keating会長のもと2017年9月13日から4日間にわたりHoustonのWestin Galleria Hotelで開催されました。 

 Houstonは8月末~9月上旬にかけて襲ったハリケ-ン・ハービィによる洪水被害を受けたため、開催が危ぶまれましたが、会場のホテルは全く被害を受けなかったこともあり、予定とおりに開催されました。ただし、MD Anderson Cancer Center などは1階に浸水し、3日間外来閉鎖を余儀なくされ、医療者たちは大型トラックで送迎されたとのことです。会って聞いた限りでは、個人の家に浸水したという人は一人のみで、テレビで見た洪水は低地の下町が中心だったようです。

 私は本学会のSteering Committeeメンバーとして、第1回から参加しています。本学会は白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫など全ての血液腫瘍の臨床中心の学会であり、4日間の会期中に血液腫瘍学の臨床関連の最先端を全て学ぶことができます。ASHは余りにも巨大化し極く限られた領域の演題しか聞くことはできませんが、その点、原則的に一つの会場で開催される本学会は、臨床血液専門医にとっては、たいへん勉強になる学会です。 
 
 本学会の目的に一つに、血液腫瘍分野における若手臨床研究者をグローバル規模で育成することがあり、第1回目から1名~4名の日本の若手血液腫瘍医を航空チケットと宿泊費ならびに演題を提出すれば学会登録費も無料という好条件で招待してくれており、今年も2名が招待されました。

 例年、推薦枠が決まってから締め切りまでに僅か10日ほどしかなく、広くJALSG参加施設に呼びかけることができないのは残念ですが、来年もおそらく2名前後は招待されるであろうと予想しています。これまでの参加者の報告書を読み、来年はぜひ参加し、グローバルな観点から見たわが国の臨床研究のあり方や今後の方向を考える機会を体験してみたいと思われる若手臨床血液腫瘍医がおられましたら、2018年5月末までに私のところまでメールしてください。
170913-SOHO