よりよい白血病治療のために

付随研究

若年成人T細胞性急性リンパ性白血病の発症・進展および治療反応性、副作用に関係する遺伝子異常の網羅的解析
(JALSG T-ALL211-U genome-wide study: T-ALL211-U GWS) 
 

研究事務局:八田善弘(日本大学医学部附属板橋病院 血液・膠原病内科)

目的

若年成人T細胞性急性リンパ性白血病(T-ALL)の発症・進展ならびに抗がん剤治療における反応性、治療薬剤に起因する副作用発症に関係する分子異常をゲノムワイドの網羅的な解析を行うことによって同定し、分子病態に基づく新たな予後層別化システムならびに最適な治療選択アルゴリズムを構築することを目的とする。

更に、層別化システムに基づく個別化治療法を検証するための臨床試験の提案ならびに新たに同定された異常分子の機能解析により新たな分子標的療法の開発へと発展させる。

対象症例

JALSG T-ALL211-U試験への登録症例で本研究について、文書による本人の同意が得られている症例(20歳未満の患者においては親権者である代諾者の同意もあわせて必要とする)。  

ただし、T-ALL211-U試験登録後、各施設で不適格例と判断された症例やT-ALL211-U試験登録後、本付随研究開始時に死亡している症例は対象としない。

目標症例数

10例

研究期間

JALSG運営委員会承認日から2020年12月31日
成人急性リンパ芽球性白血病におけるトランスクリプトーム解析(JALSG ALL202O-EWS)のお知らせ

研究事務局:早川 文彦(名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)

検体提供者の皆様へ

今回JALSGでは、成人急性リンパ芽球性白血病(ALL)の発症の原因となる遺伝子異常、及び重篤な有害事象の発症につながる遺伝子多型性を調べるために上記研究を計画しております。使用する遺伝子検体は以前に行われた臨床研究において同意のもと収集されたもので、対象症例は下記の通りです。このお知らせは、対象となる遺伝子検体の提供者の皆様に、研究の概要をお知らせするものです。

 

【研究の目的】成人ALLの発症の原因となる遺伝子異常、及び重篤な有害事象の発症につながる遺伝子多型性を調べるために行います。この研究の成果がALLの発症の原因の解明や、治療反応の予測、重大な副作用の発生の予測に役立つ可能性があります。



対象症例2002年〜2010年に25歳以上(発症時)のALLに対して行われたJALSG ALL-202O試験への登録症例で、登録時に随伴研究「ALLの病型診断および病態解明のための遺伝子研究」への参加と残余検体の保存にご同意いただいている方。

【研究の方法】上記の随伴研究にご同意いただいている方は登録時に白血病細胞の遺伝子を抽出、保存させていただいております。今回の研究では登録当時は開発されていなかった技術を用いて、抽出されている遺伝子全ての異常を網羅的に調べさせていただく予定です。調べられた遺伝子の異常の有無と、治療への反応性、副作用の重症度などの臨床情報を合わせて解析し、遺伝子の異常とこれらの関係を調べます。解析にあたっては連結不可能匿名化という手法を用いて個人情報と切り離し、遺伝子が誰のものか分からない状態にして解析します。したがいまして、今回の研究に同意いただけない場合でも検体が誰のものかわからない連結不可能匿名化をしていますので、同意を撤回して研究を取りやめることはできないことをご了解ください。

【研究についての問い合わせ先】上記対象症例に該当する方で、提供いただいた検体がどのような研究に用いられ、自分に何か影響があるかなどさらに詳しくお知りになりたい方は、下記連絡先までご連絡ください。

JALSG ALL-202O試験へ登録された病院の担当医
思春期・若年成人急性リンパ芽球性白血病における
トランスクリプトーム解析(JALSG ALL202U-EWS)

研究事務局:早川 文彦(名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)

目的

思春期・若年成人急性リンパ芽球性白血病(ALL)の発症の原因となる遺伝子異常、
及び重篤な有害事象の発症につながる遺伝子多型性を網羅的なトランスクリプトーム解析を
行うことによって同定する。

遺伝子異常が単独または複合的に思春期・若年成人ALLの病態や予後に与える影響を検討し、
分子病態に基づく新たな層別化システムを構築する。
また、新たに同定された遺伝子の機能とその異常の解析により、ALLに対する新たな
分子標的療法の開発へと発展させる。

対象症例

JALSG ALL-202U試験への登録症例で、登録時に随伴研究「ALLの病型診断および
病態解明のための遺伝子研究」への参加と残余検体の保存に本人の同意が文書で得られている症例
(20歳未満の患者においては親権者である代諾者の同意もあわせて必要とする)。

目標症例数

104例 (検体は既に収集済み)

研究期間

2012年8月から5年間
成人急性骨髄性白血病の発症・進展および治療反応性、副作用に関係する
遺伝子異常の網羅的解析研究(JALSG AML209GWS) 

研究事務局:清井 仁(名古屋大学大学院医学系研究科血液・腫瘍内科学)

目的

成人急性骨髄性白血病(AML)の発症・進展ならびに抗がん剤治療における反応性、治療薬剤に起因する
副作用発症に関係する分子異常をゲノムワイドの網羅的な解析を行うことによって同定し、分子病態に
基づく新たな予後層別化システムならびに最適な治療選択アルゴリズムを構築することを目的とする。

更に、層別化システムに基づく個別化治療法を検証するための臨床試験の提案ならびに
新たに同定された異常分子の機能解析により新たな分子標的療法の開発へと発展させる。

対象症例

■JALSG AML209GS試験への登録症例で本研究について、文書による本人の同意が得られている症例
 (20歳未満の患者においては親権者である代諾 者の同意もあわせて必要とする)。  

■AML209GS試験登録後、既にJALSG AML209-FLT3-SCT試験または
 JALSG CBF-AML209-KIT試験に登録された症例も対象とする。

ただし、AML209GS試験登録後、各施設で不適格例と判断された症例
(診断がALLであった場合、PML-RARAキメラ遺伝子陽性例などが該当する)や
AML209GS試験登録後、本付随研究開始時に死亡している症例は対象としない。

目標症例数

1000例

研究期間

2012年3月から5年間→10年間(2022年3月7日)まで
ALL202-O 付随研究2.

成人急性リンパ性白血病(ALL)におけるWT1アッセイを用いた微小残存病変(MRD)測定意義の検討

研究事務局: 玉置 広哉(大阪南医療センター 内科)

目的

寛解となったALL患者の骨髄中WT1レベルをRQ-PCR法で経時的に定量評価することによって、
化学療法後のWT1の発現が再発ハイリスク症例を層別化するのに有用であるかを検討する

対象症例

・ALL202-O試験に登録されている症例
・初診時キメラ遺伝子スクリーニング検査で骨髄WT1レベルが10,000コピー/μg RNA以上
・寛解例
・本随伴研究への参加について文書による同意が得られている

検体種類

骨髄液

検体採取時期

地固め療法第1コース前、第3コース前、地固め療法終了後

目標症例数

150例

進捗状況

参加者募集中